こんにちは!
部長のはたけです。
本日はこちらのコラボ企画の特集記事になります。
【コラボ企画 発表!】
— 明治大学模型部【11/1~3 明大祭参加!】 (@meiji_mokei) 2020年10月31日
この度、総合コンテンツ制作サークルさんとコラボさせていただきました㊗️
“Sweet Summer “のヒロイン、
「高円寺 胡桃」を立体化!
明日15時より特集記事を模型部HPにて公開。フィギュアの全身画像や制作過程が見れますよ!#明大祭 #明大祭2020 #模型部 #総コン #スイサマ https://t.co/8rVsYvwkkq
今年の明大祭では奇跡のコラボが実現!
総合コンテンツ制作サークル(@CCC_sokon)さん制作の恋愛ノベルゲーム『Sweet Summer』のヒロイン「高円寺 胡桃(こうえんじ くるみ)」を部長が立体化いたしました!
🎉総コン×模型部 コラボ企画!🎉
— 総合コンテンツ制作サークル (@CCC_sokon) 2020年10月31日
明大創作系サークル 異例のコラボが実現!
明大祭で総コンメンバーが発表予定の恋愛シミュレーションゲーム"Sweet Summer"に登場するヒロイン「高円寺胡桃」が、模型部長のお眼鏡に適い、フィギュア化されました!#明大祭 #明大祭2020 #総コン #模型部 #スイサマ pic.twitter.com/mXUxno31vC
↓こちらが「高円寺 胡桃」さん。すこだ…
*画像は総コン様より許可を得て使用させていただいております。
いかにしてフィギュアは制作されたのか?
今回の特集記事ではコラボフィギュアの制作過程を公開します。
それでははじまりはじまり~
①準備(材料と道具)
材料はこちらの2つ。石粉ねんど「ファンド ソフトタイプ」と「タミヤエポキシ造形パテ(速硬化タイプ)」を使います。
フィギュア本体はファンド、髪や衣装などにはエポパテを使います。
髪や衣装は造形上パーツが薄くなり、強度が弱いものになります。そこで、薄くて細かくても強度がだせるエポパテを使うわけです。
道具はこの3つ。瞬着は細かいパーツの接着に、ふでは粘土の表面をならすのに、ヘラは造形するのに使います。
パーツ表面のキズはフィニッシャーズのラッカーパテを使います。
硬化前のエポパテはうすめ液で表面が少し溶けます。エポパテ表面をうすめ液で溶かしてきれいにならし、硬化後の表面処理を楽にします。
②制作
さて、さっそく作っていきます。まずは本体から。
とりあえず大まかな芯をつくります。肉付けはまだ行いません。
ここで大切なのは骨格を意識してポーズ付けすることです。
ひねりを加えながら、全体的に大胆な動きでポーズをつけると立体物として見ばえが良くなります。
頭と腕をつけました。
腕に動きが足りなかったので、このあといったん切断、位置調整して再度接着しました。
ねんどが固まったらサーフェイサーを塗装、状態を確認しやすくします。
ナイフで削り、かたちを出していきます。
サーフェイサーはまめに吹くと良いです。造形の荒が見つけやすくなり、修正が最短ルートでできます。
余談ではありますが、はたけは制作時にいつもアルコールを入れます。このほうが集中できるんですよ(個人差あり、未成年の飲酒は法律で禁じられております)。
以後、”酔拳”とよびます(えー
手をつくります。
ファンドで指を一本ずつねじってつくり、まるめてつぶした掌パーツに水で接着。
細かい作業です。落ち着いて。じゃ、一杯いこうか(えー
エポパテで髪を作ります。
制作手順は
1.パテで板状の土台パーツを作る
↓
(いったん硬化させる)
↓
2.ほそい板状パーツを土台の上にのせる
という感じです。
髪と同時に口と目も作ります。
胴体と合体、全体バランスを確認します。
エポパテで水着とパーカーを作ります。
布ものは薄く伸ばしたエポパテをつかいます。ですが、そのままではエポパテはやわらかすぎてすぐに破けてしまいます。
そこで、薄く伸ばしたパテを20分ほど放置、ある程度硬化して硬くなった状態にしてから布ものを造形します。
造形時、パテのべたつきがあると作業しづらいので、薬局で売ってる「ベビーパウダー」をパテにつけます。こうするとパテがすべすべになり、作業しやすくなります。
余談ではありますが、ベビーパウダーはネットではなく薬局で買いましょう。赤ちゃん用品売り場へ行くと新米パパ気分が味わえておススメです(え?
ここまででパーツはすべてそろいました。
あとはひたすらヤスリで表面処理するのみ。この地味な作業が果てしなく続き、最もつらいのです…
ちなみにヤスリはスポンジヤスリを使うと良いです。
おススメはゴッドハンドさんの「神ヤス!」です。よくヤスれて長持ちします。
ヤスリは400~600番まで行えば良いでしょう。
完成が見えてきました。テンションあがる瞬間です。
なおフィギュア左足の下で踏まれているのは、明治大学ゆるキャラ「めいじろう」くんです。当初はめいじろうくんも一緒に並べる予定でしたが、ざんねんながら納期に間に合いませんでしたorz
耳のあたり、ご注目ください。
イヤリングも作ったんです。画像だけだと見えにくいので、ぜひ実物でみていただきたい部分です。
このあとひたすら修正作業、トライアンドエラーの繰り返しでございました。
そしてとうとう地獄のヤスリ作業をおえ、フィニッシュ!
では、完成画像、ご覧ください。
原作:『Sweet Summer』(総合コンテンツ制作サークル group1)
原作イラスト:甘夏 燈子(@amanatsu_toko)
原型制作:はたけ(@hatake_omohai)
最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
今回のコラボ企画が実現できたのは、原作イラストの甘夏さんをはじめとした総コンのみなさまのおかげです。ご協力いただき、ほんとうにありがとうございました。
原作ゲーム『Sweet Summer(スイサマ)』、みなさんも遊んでみてくださいね!
まずはgroup1 恋愛ノベルゲーム"Sweet Summer"です!
— 総合コンテンツ制作サークル (@CCC_sokon) 2020年10月31日
キャラクターデザイン、サウンド、プログラム、背景やロゴデザイン…と、役割を分担して開発しました!M大学を舞台にしたマルチエンディングのゲームで、それぞれ雰囲気も性格も異なる3人のヒロインが登場します✨ pic.twitter.com/kSSFD9acS5
さて、明日の明大祭2日目、模型部では「ガンプラなどキャラクタープラモ」部門の作品公開をいたします。こちらもぜひご覧ください!
それではまた!
(はたけ)